あまり調性感の無いフレージングになってたので狙ってやってるのかな?と思いましたが、
他の要素のアプローチが噛み合ってないのでただ外れてるだけに聴こえてしまいます。

例えば4つ打ちのリズム。
4つ打ちは数あるリズムパターンの中でも曲の流れに無理やり罫線を引くようなもので、
メロディやバッキングの割り方を理解させやすくするメリットがあると同時に
緩急のあるリズムにはほど遠くなってしまいます。
かなり特殊なフレージングだったのに、リズムは一番シンプルな形であることに
違和感を感じてしまいます。

また、コーラスの音の処理が波形編集ソフトで途中で切ったような不自然な切れ方をしています。
エンベロープのカーブの中でも特にAttackとReleaseはその音の性質そのものを決める重要な
パラメータですので、特に慎重に扱う方が良いと思います。

あと、急に無音ブレイクが入りますが演出のための無音ブレイクは別に悪くは無いと思います。
だた、これをやってしまうと曲の流れを無理やり断ち切ってしまうことになります。
そのため、その後の展開に対する期待が否応無しにも高まるため、後ろの部分の盛り上げ方を
失敗すると逆効果になります。

雰囲気的なものや発想は面白いと思いますので、各要素の効果や手法をちゃんと覚えると
良い物になると思います。頑張ってみてください。

■ クロネコ mail   (2004/03/15 13:52:38)  

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