古臭くも無く、変に奇抜な音も無く、自然な感じのアシッドジャズでした。
特にソロをメインに持ってくるのは、BMSとして形にするのが難しい類の音楽なのでそれだけでも評価させて頂きたいと思います。

ここから下は個人趣味ばかりな意見になりますがご理解の程を。
初プレイはとても玄人向けな仕上がりのBMSで個人的に好きな印象を受けたのですが、二回目のプレイで「もったいないかも」と思ったところがありまして。
今回の楽曲の作りですと、難解なソロがメインの構成に据えられていて、聞き手にもそれだけの理解力が要求されることになってしまうと思うのですが、逆に何も知らない人がただ単に聞いて「あ!この曲良い!」と思えるようなパーツが少なかったのがとてももったいないと思いました。
終盤のストリングス系との絡みに入ってから、やっとキャッチーな雰囲気になったかと思ったら終わってしまっただけに、その辺の構成を組み返しても良いのではないかと思いました。
(曲の長さが多少伸びてもflute_16.wavを使った展開をサビに使い、一曲を二周くらいさせても自分は良かったと思います。)
ただ、これは「聴かせる音楽」か「浸らせる音楽」かの違いでもありますから、あくまで私の意見は個人趣味の範囲に過ぎません。

それ以外での私からの提案として、
もっとスクラッチをいじらせて欲しかったということ。
キー配置は少し派手にやっちゃっても良かったかもしれません。

そして、楽器が変わってもソロが一本調子に感じられてしまった。
(ソロパートの出来が悪いと言うことではありません)
やはり一人の人間から生まれるアドリブラインはよっぽどひねらないと限界が見えてしまうので、ソロのパートをいくつか他の方に作成していただくと言うのも幅が出て面白いと思います。

こんなところでしょうか。
bmsとしての造りはとてもユニークな部類に入ると思います。
皆さんでこうしたbmsからどんどん良いところを盗んでいって欲しいと思えるような良作bmsでした。
recommend!


■ kashin   (2004/02/27 02:36:50)  

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