大まかに見ての簡単なアドバイスなど。
全体的にリバーブ(残響音)を利かせすぎだと思います。
リバーブは残響音の長さの分、単純にファイルサイズを食うので、「不要だ」と思った所からどんどんカットしていったほうがいいです。
また、リバーブは音を奥に引っ込ませる習性があるので、あんまり使いすぎは良くないですね。
音の理想的なwavのビット数の基本(例外ももちろんあります)は、
ベース、ピアノ、オルガン、フルート、バイオリン、ライドシンバル、タム。
主に、警告音などのサイン波、高音の繊細な音、低音の効いた音が16bits。
エレキギター、シンセリード、サックス、ハイハット、スネア、シンバル、スクラッチ音。
ノイズ属性の音や、中音域のきついアピール性のある音、矩形波やのこぎり波は8bits。
が基本的なところでしょうか。
レートに関しては、44kの音と22kの音を混ぜて使うと、レートの低い音が埋もれてしまいます。
その後にEQ処理をすることも出来ますが、二度手間な上に音もよくないのでお勧めしません。
どちらかと言うとレートを44kから22kに下げるより、ビット数を16bitsから8bitsにしたほうが、圧縮時の圧縮率がけた違いに高いので有効に使うべきです(これは重要です)
これらを考えながら、大事な音と、そうでもない音をうまく分けていくのが軽量化の第一歩です
まずはbass1_a_g.wavなんかはモノラルで良いと思います。
bass2_loop1.wavは同じメロディーを2回づつ繰り返しているので、
四つほどのファイルでばらばらにするとファイルサイズが
半分になると思います。
次に、細かいことですが、dr_bd.wavは8bitsでも良いと思います。
次にdr_bell.wavはモノラルでも良いのでは無いでしょうか。
44k、16bits、ステレオというwavデータは最も容量を食うフォーマットなのでなるべくなら避けたほうが良いでしょう。
dr_chh.wav、dr_chh2.wav、dr_clap.wavや、あとはタム等もリバーブを切って8bitsにすると言う手もあります。(タムは8bitsですが、)
他では特に、dr_cym1.wav、dr_cym2.wavなどは容量削減のためにも涙を飲んで8bitsにするか、wavデータ自体の長さを短くするか、どちらかにしたほうが良いです。
dr_ohh.wavは、これはドラムの理論ですが、オープンハイハットはクローズハイハットが鳴ると必ず音がそこで消えてしまうわけです。
なのでこんなに長い音である必要はありませんし、リバーブもほとんど必要ありません。
dr_ride.wavはモノラルでも良いですし、もう少し短くしても良いかも知れません。
dr_snareroll1.wavあたりの音は絶対に8bitの方が良いでしょう。
逆に音のインパクトを出すためにも、44kで鳴らしても良いくらいです。
sfx_gt.wavはモノラルでも良いですね。
かっこいい音ですから、リバーブを切って44kにして、もっと大きな音にしてみると言う手もあります。
midiをコピーしたBMSとはいえ、こう言ったところで冒険するのも楽しいのではないでしょうか。
なにより自分を表現するための手段としてBMSを活用したほうが、面白いと思います。
sq_1.wavあたりはモノラル、44kにして、リバーブを切って8bitsでもまったく問題無いと思います。
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これだけやれば、ドラムの軽量化だけで2MBくらいは減らせるのではないでしょうか。
特にloop_2.wavなどの音はこの曲のキモだと思うので、これらの音は欠かせないとして、
(軽量化の手段が無いわけではないですが)
それ以外の部分、「曲の飾りになる音」をいかに軽くするか、それだけでも随分と変わってくると思います。
今回のBMSに関しては、駄作であるとか、悪質な作品であるとか、そんなことは決してありません。
自信を持って言えます。
ただ、10MBのBMSとなると、有名な作者さんでもなければなかなか認めてもらえないと思います。
これはやはり、パソコンからのmidi音源ではみんな満足してくれないと言うことがかなり大きなファクターを占めています。
もし気合をいれて音楽に向き合いたいのでしたら、シンセサイザーを一つ買ってみる事をお勧めします。
ぐんと世界が広がりますから。
■ kashin (2003/12/26 06:55:15)
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